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街角のカランコエ;春のインテリアと雑貨店 [others]

 春から初夏にかけて家族に付き合ってインテリア雑貨店を廻る事が多い。そういうとき「○○な生活」とか「□□のある暮らし」といった上品な趣向とは無縁な私は、常に場違いな落ち着かなさを感じて居心地の悪さを満喫しているわけだが、近年こういったオシャレ系の店に欠かせないのが植物である。以前女性の人気を占めていたハーブの地位は既に過去のものとなり、最近はどこの店に行っても多肉、ティランジア、リプサリス、ビカクシダといった4強が置いてある。多肉を除くと着生植物が主流だ。釣り鉢から垂れ下がるものも人気が高いようで、ディスキディアやエスキナンサス、ホヤも良く見かける。
 少しコアな方向へ行くと着生ランやシダなどが登場してくるが、この辺が男女の感覚の境界線かも知れない。床に置く大型鉢ではモンステラやフィロデンドロン、ストレチアといった連中にジェンダーレスな人気があるようで、その他80年代からの定番メンバーが占める。
 そんな中、カランコエの姿を見つけると安堵を覚えるとともに必要以上に魅力を感じてしまう。実際問題として我が家にはこれ以上の植木鉢は(家族に許された)置き場所がない。そこでインテリアショップにいるような連中をそれっぽく室内の明るい場所に配して、冬期の置き場所確保を狙うという案を思いついた。

 雑貨・インテリアショップで見られるカランコエはそれほど多くない。多肉の寄せ植えに紛れているものを除けば、ベハレンシス(各種)・オルギアリス・月兎耳が3強である。次点でプロリフェラなども入りそうだ。これらをいかにもといった鉢に植えて置いておけば、家族の視線も緩むだろう。
 更に着生種やつる性のメンバーもそれとなく室内に飾らせてもらえばかなり面積を稼げるぞっ、ということで今まで興味のなかった路線にも敢えて歩を進めてみようと考えている。

 というわけで先日新たな視線で視察がてら世田谷区・港区方面を中心に何軒かの雑貨・インテリアショップを巡った。上記のような植物はどの店でも見られた。特に人気なのは見栄えのするベハレンシスのようだ。しかしほとんどの店でカランコエは元気ないことが多い。森林の着生植物とは違うので、ショップの店内では光が絶対的に足りない。ベンケイソウ科はせめて窓際に置くべきだ。
着生植物は今一番人気といっても過言でないのであるが、着生多肉のシャコバサボテンは振るわない。昔大流行したので、昭和臭がしてしまうのが原因か。これも時代だろう。カランコエでいえば着生種として有望なのはウニフローラのフィフィ辺りであろうか。分岐させて作れば黒錦蝶の広葉タイプも良さそうだ。個人的にはもっと無理やりにでもオシャレに見えるものを増やさねばならないのだけど。


場違いな窮屈さを感じながらショップを巡る
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感覚を磨くのに勉強になるのはこんな店かも
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 とにかく今まで持ち合わせていなかった感性を磨いて、今後の置き場確保に頑張りたい。
 しかし室内植物も流行りすたりがあるようで、モンステラのような不動の地位を築づけることは奇跡的だ。あまりに流行し過ぎても時が経てば却って古臭くなってしまう。先のシャコバやオリヅルラン、ポトスの例を考えるとティランジアなどは危ないだろうか。大流行しなければ、またいずれ注目される時が来るだろう。この後はひとめぐりしてシダ類やサトイモ科のアグラオネマとフィロデンドロンあたりだろうか。

 カランコエはそれほど流行っているわけではないので、ベハレンシスなどは残ってくれる可能性も高い。但し、ショップで葉の丸まったものばかり売っていたら、時を待たずしてすたれてしまうかもしれない。


やはりカランコエに光を!


存在感あるベハレンシスもさりげなく飾る
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